ほとんどのカメラには内蔵ストレージがありません。よって、カメラを購入する時、SDカードを同時に購入する必要があります。しかし、現在の市場ではいろんな種類のカメラSDカードが販売されて、どうやって正しいカードを選べますか?今回はカメラSDカードの種類と選び方法について紹介していきます。
カメラメモリカードの選び方
カメラの適用メモリカードを選択
メモリカードには多くの種類があり、間違ったメモリカードを購入したら、カメラはメモリカードを認識できないかもしれません。初心者ユーザーは、カメラの適用メモリカードの種類をちゃんと調べる必要があります。
カメラがサポートしているメモリカードを確認するには、公式製品紹介ページの「技術仕様/仕様パラメーター」セクションで確認できます。もし紹介ページで見つからなかった場合は、公式ウェブサイトのカスタマーサービスに問い合わせください。
現在、主流のカメラメモリカードには、micro SD(TF)カード、SD / SDHC / SDXCカード、CF / CFast / CFexpressカード、XQDカードなどがあります。
それらの違いとは
- 一番小さいのカード(TFカード)は爪のサイズにすぎず、小型のデジタルカメラ、スポーツカメラ、ドローン、パノラマカメラ、レコーダーなどのデバイスでよく使用されています。また、このカードをSDカードとして使うと、容量と速度が影響を受けませんが、信頼性はほかのカードより低いです。
- SDカードには、SD、SDHC、SDXCとSDUC4つのタイプがあります。SDの最大容量は2GBで、SDHCは2 GB〜32 GB、SDXCは32GB〜2TB、SDUCは2 TB〜128TBの容量を持っています。普通のSDカード(最大2GB)は徐々に販売停止されていますが、SDHC / SDXCカードは、ミラーレスカメラ、コンパクトカメラ、およびローエンドの一眼レフカメラでまだ広く使用されています。
- SDUC製品はまだ市場で販売されていないため、ここは先ず他のタイプについて説明していきます。適用範囲に関しては、SDXCメモリカードはSDXCデバイスでのみ使用でき、SDHCメモリカードはSDHCデバイスおよびSDXCデバイスで使用できます。また、SDメモリーカードの方は、SDデバイス、SDHCデバイス、SDXCデバイスで使用できます。その原因はファイルシステムの違いであります。
- SDカードは今まで一番使われているメモリカードで、いくつかのハイエンドカメラ(Canon1D X Mark III、1D X Mark II。 Nikon D5、Z6、Z7;など)だけをサポートしていないことを除いて、他のほとんどすべてのカメラに適用されます。
- CFカード、CFastカードとCFexpressカードの仕様は同じ機関であるCFA(CompactFlash Association)によって作成されていますが、互いに互換性がありません。
- CFカードとCFastカードは、時代遅れの技術により段階的に廃止される運命です。また、CFexpressカードは2017年にリリースされ、まだ流行になっていないが、開発の未来があるので、現在ではいくつかのハイエンドカメラで使用されています。
- XQDカードは2011年にリリースされましたが、すぐにCFexpressカードに追い越されました。よって、XQDカードも将来、市場から排除される可能性が高いです。
- CFexpressカードは、タイプA、タイプB、タイプCの3つのフォーマットがあります。その中で一番使われているタイプはCFexpressタイプBで、XQDカードとまったく同じサイズと外観です。さらに、XQDスロットはCFexpressカード(ファームウェアのアップグレードが必要かもしれません。)を受け入れることができますが、CFexpressスロットはXQDカードを受け入れることができません。
一部のカメラには2つの異なるスロットが装備されています。最適なスロットを選択して、それに適したカメラメモリカードを購入できます。
どのくらいの容量が必要ですか?
普通のユーザに対しては、32GBまたは64GBのメモリカードで十分です。中型のカードだと、何百、何千枚の写真や、何十本のビデオクリップをキャプチャできます。ただし、もし一眼レフカメラまたはミラーレスカメラでRAWファイルを撮影したい場合は、大きいサイズのカード或いはいくつかの小さいサイズのカードを購入し、カードの容量尽きの時に交換します。
また、ビデオを撮影する場合は、より多くの容量を占める可能性があり、メモリカードが保存できる実際のビデオの長さも解像度の影響を受けます。例えば、32 GB容量のカードで80分の高解像度ビデオをキャプチャできますが、4K(または超高解像度)ビデオを撮影する場合、同じカードで保持できる時間は約1/4です(約20分)。
したがって、ビデオを撮影する場合は、もっと大容量のメモリカードを選択する必要があります。64 GBおよび128 GBのメモリカードをお勧めします。ビジネス上の仕事でたくさんの動画を撮影する必要がある場合は、256GBの方がもっと良いです。
メモリカードの速度には、読み取り速度と書き込み速度があります。読み取り速度は、コンピューターまたはカメラを使用してカードに保存されているファイルを確認する速度に影響します。書き込み速度の方は、写真を撮る速度とビデオの品質に影響します。
メモリカードの書き込みと読み取りの速度は、写真の撮影とビデオの撮影に次のような影響を与えます。
- 書き込み速度が速いカードを使用すると、カメラはより多くの写真を連続して撮影できます。
- 書き込み速度の速いカードを使用すると、連続撮影後のカメラの待機時間が短くなり、書き込み速度の遅いカードの場合は、カメラの待機時間が長くなります。
- 書き込み速度の速いカードは高いデータレート(ビットレートとも呼ばれます。一般にビットレートが高いほど画質が良くなります)でのビデオ撮影に耐えることができます。書き込み速度の遅いカードはそのようなビデオを撮影できません。無理に撮影しても、途中で突然停止します。
- 読み取り速度が速いカードはコンピューターや他のデバイスに写真をエクスポートするのにかかる時間が短く、読み取り速度が遅いカードの方は長い時間がかかります。
かつて、写真家は連写の必要性が低く、動画を撮る習慣もなかったため、以前は書き込み速度にあまり気にしていいませんでした。しかし、今や短編ビデオやVlogの発明により、ますます多くの人々がビデオクリエーターになり、連続撮影やビデオ録画のエクスペリエンスに影響する書き込み速度にこだわっています。
また、どうやってメモリカードの読み取り速度と書き込み速度を確認できますか?
1、メーカーがマークした読み取りおよび書き込み速度を見つけます
一部のメモリカードは読み取り速度と書き込み速度を別々にマークしますが、一部は読み取り速度のみをマークします。これらのマーク見つけて参考できます。
2、SDメモリカードの場合はスピードクラスを確認します
カメラ用のSDメモリカードまたはマイクロSDカードを購入する場合は、スピードクラスを確認する必要があります。SDカードのスピードクラスは、通常のスピードクラス、UHSスピードクラス、ビデオスピードクラスの3つのタイプに分類されます。スピードクラスは、実際の最小シーケンシャル書き込み速度を表しており、ビデオ撮影にとってはとっても重要です。
上記の画像は、各速度クラスが表す特定の速度と、各速度クラスのSDカードで記録できるビデオ形式を示しています。
上記の画像は、ビデオ形式と解像度の関係を示しています。各スピードクラスのSDカードで記録できる映像フォーマットをはっきり知ることができます。スピードクラスに応じて、適切なカメラSDカードを見つけることができます。
一般的に、スピードクラスがC4以下のSDカードは、HD / FHDビデオの撮影には使用不可で、スピードクラスがC6以下のSDカードは、4K UHDビデオの撮影には使用できません。また、スピードクラスがV60またはV90でないSDカードは、8Kビデオの撮影には使用できません。しかし、ほとんどの場合、少なくともC10カメラのSDカードが必要で、U3 SDカードの方があればもっと良いです。
3、SDメモリーカードであるかどうかを確認するため、バスインターフェイス速度標準をチェックします。
バスインターフェイスは、高速、UHS-I、UHS-IIなどのSDカードを作成するときに使用されるテクノロジです。SDカードで使用されるバスインターフェイスは、その速度制限を決めます。例えば、UHS-I SDカードの速度が104 MB /秒を超えることはありません。
最高のカメラ用メモリーカード
この部分では、最高のSDカードシリーズ、最高のマイクロSDカードシリーズ、最高のCFexpressシリーズをいくつか紹介します。
ソニーTOUGH-GシリーズSDXC UHS-IIカード
SanDisk Extreme PRO SDXC UHS-Iカード
Lexar Professional 1800X MicroSDXC Uhs-IIカード
SanDisk Extreme MicroSDXC UHS-Iメモリーカード
SONY Cfexpress Toughメモリーカード
カメラ用メモリーカードのォーマット
場合によっては、カメラのメモリカードをフォーマットする必要があります。
ケース1:カメラのメモリカードにエラーが発生しました。例えば、メモリカードがカメラで認識できない場合、メモリーカードをフォーマットして修復できるかどうかを確認します。
ケース2:一般的に、SDHCデバイスはFAT32ファイルシステムをサポートしますが、SDXCカードはexFATファイルシステムを使用するため、SDHCカメラにSDXCカードを装備することはできません。しかし、SDXCカードのファイルシステムを変更したら、SDHCカメラに装備できます。
ファイルシステムをexFATからFAT32に変更したい場合は、32GB以下のパーティションしかFAT32にフォーマットできません。つまり、SDXCカードをFAT32にフォーマットすると、確実に失敗します。この場合、MiniTool Partition Wizardのような専門ツールが必要です。これを使用すると、32GBを超えるパーティションをFAT32ファイルシステムにフォーマットできます。
SDカードのフォーマット手順を紹介します。
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ステップ1:カードリーダーを利用してメモリカードをコンピューターに接続します。次に、上記のボタンをクリックして、MiniTool Partition Wizardを無料でダウンロードします。
ステップ2:MiniTool Partition Wizardを起動し、メインインターフェイスに入ります。SDカードのパーティションを右クリックし、[フォーマット]を選択します。
ステップ3:リストからファイルシステムを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
ステップ4:[適用]ボタンをクリックして操作を実行します。
SDカードが新しいファイルシステムにフォーマットされます。
結語
この文章はカメラ用のメモリカードの種類と選択を紹介しました、もし少しでも役に立ちましたら幸いです。また、他に何かご質問またはご意見がありましたら、お気軽に[email protected]までご連絡ください。