FPSはゲーム体験に影響を与えます。ゲームをスムーズに楽しむためには高いFPSが必要ですが、そのためにはFPSの制限が必要な場合があります。そこで、FPSリミッターの出番です。MiniTool Partition Wizardのこの記事では、4つのフレームレート制限ツールをおすすめします。

FPSとは?

FPS(フレーム毎秒)は、画面に連続した画像が表示される頻度を指します。グラフィックカードの処理能力とモニターのリフレッシュレートによって決まるため、FPSは固定されていません。

一般的に、特にゲームをプレイしているときには、高いFPSが求められます。FPSが高ければ、スムーズで楽しく、遅延のないゲームができます。それでも、FPSを制限しなければならない場合があります。その理由については、次のセクションに進んで下さい。

FPSを制限する理由

モニターのリフレッシュレートが特定のポイント(例:60Hz)に固定され、GPUが60フレームを超えて出力されている場合にスクリーンテアリングが発生します。要するに、スクリーンテアリングは、グラフィックカードとモニターが同期していないときに起こります。

画面が乱れると、ゲームをスムーズに楽しめません。したがって、FPS を制限してFPS出力とモニターのリフレッシュレートを一致させなければならないのです。また、多くのゲーム内リミッターやV-syncが不完全であるため、外部のFPSリミッターでFPSを制限しなければならないこともあります。

一方、内蔵FPSリミッターには、入力遅延、安定性エラーなどの問題があります。特に古いゲームの場合、ゲーム内にFPS制限オプション自体が存在しないということもあります。

外部のFPSリミッターは、ハードウェアへの負荷を軽減し、コンピューターのオーバーヒートを防いで長持ちさせることができます。また、FPSリミッターは消費電力が少なく済みます。

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FPSリミッター

おすすめのFPSエディターはどれ?以下にまとめた中から1つを選んで下さい。

Rivatuner Statistics Server

Rivatuner Statistics Server(RTSS)は人気があり、市場で最も優れたFPSリミッターの1つとして評価されています。画面表示でFPSを制限し、フレームレートを監視する小型ユーティリティです。

RTSSはCPUレベルのFPSリミッターです。ゲーム内のV-syncとは異なり、RTSSの入力遅延は1フレーム以下です。スタッタリングを起こすことはほとんどなく、副作用もあまりありません。むしろ、選択したFPSに効率的に制限をかけます。

RTSSを使用してFPSを制限するには、RTSSを開いて「Framerate limit」オプションをクリックします。次に、ゲームの目標フレームレートを設定します。さらに、このプログラムはGPUのオーバークロック、カスタムファンカーブの作成、ハードウェアの温度監視にも利用できます。

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NVIDIA FPSリミッター

NVIDIAは、新しいFPSリミッターであるNVIDIA Profile Inspectorを含むドライバー更新プログラムをリリースしました。個々のゲームで動作し、グローバルに使用できます。Nvidia Inspectorは、問題を起こすことなくFPSを直接制限します。「Frame Rate Limiter」をクリックして、希望のFPS制限を設定することで、フレームレートを変更できます。

Limiter V2-Force Off」をクリックし、「Frame Rate Limiter」を有効にして、入力遅延を減らします。NVIDIA FPSリミッターを変更する前に、必ずゲームを終了して下さい。

提示:
NVIDIA Profile InspectorはNVIDIA Inspectorの一部であり、NVIDIAグラフィックカードのオーバークロックユーティリティです。個別にNVIDIA Profile Inspectorをダウンロードするか、Nvidia Inspector全体をダウンロードします。

AMD FRTC

AMD FRTC(Frame Rate Target Control)は、AMD Radeonドライバーソフトウェアに組み込まれた機能で、ゲーム内でフレームレートをロックすることができます。AMD FRTCを使用してFPSを制限するのは非常に簡単です。「AMD Radeon Settings」を開いて「Global Settings」をクリックし、「Frame Rate Target Control」を有効にしてからFPSの制限を設定するだけです。

AMD Radeon Chill

AMD Radeon ChillはFRTCのアップグレードバージョンです。実際には、ゲームの状況に応じてフレームレートを管理する省電力機能です。FRTCとは異なり、Chillは制限値に最小値(30)と最大値(300)があります。

ゲームのパフォーマンスを損なうことなくFPSを低下させ、電力を節約します。Chillは古いセットアップとはうまく機能しませんが、可変リフレッシュレートを持つモニターとの相性が抜群です。コンピューターのリフレッシュレートの上限と下限を設定できます。

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