Windows 10の画面回転ショートカットは、文書を表示したり、電子書籍を読んだりするときに便利です。さまざまなキーボードショートカットで、画面を横向きや縦向きにしたり、反転させたりできます。しかし、Ctrl+Alt+矢印キーで画面を回転させることができないという問題が発生することがあります。answers.microsoftware.comフォーラムには、このような実例が投稿されています。
2016年11月に、Dell Inspiron 15 5000シリーズを購入しました。横向きのPDFファイルが送られてきたので、Ctrl+Alt+左矢印を押しましたが、何も起こりませんでした。OSはWindows 10 バージョン1703です。https://answers.microsoft.com/en-us/windows/forum/all/ctrl-alt-arrow-keys-dont-rotate-the-screen-at-all/2fcb575d-2323-4fad-9fdb-63a274f886ca
関連記事: このCPUはゲストOSによって無効にされています [解決済み]
Windows 10の画面回転ショートカットとは？
Windows 10では、PDFファイルを読むときに画面を縦向きから横向きに変更するなど、画面を回転させるためのショートカットキーを利用できるようになっています。Windows 10の画面回転ショートカットには、以下の4種類があります。
- Ctrl+Alt+上矢印: 画面を水平に回転させる（横）
- Ctrl+Alt+下矢印: 画面を上下逆さにする（横反対向き）
- Ctrl+Alt+左矢印: 画面を左に90度回転させる（縦）
- Ctrl+Alt+右矢印: 画面を右に90度回転させる（縦反対向き）
しかし、Windows 10が画面の向きを正しく設定することがあり、それによって画面回転のショートカットが機能しないことがあります。今回、それを解決する効果的な方法をまとめました。ぜひお試し下さい。
Ctrl+Alt+矢印キーが動作しない場合の解決策
Windows 10で画面回転ショートカットが動作しない問題を解決する方法は4つあります。
方法1.設定で画面の向きを変更する
最も効果的な方法は、設定で画面の向きを変更することです。多くのユーザーが、この方法は有効であると証明しています。それでは試してみましょう。
ステップ1: Win + Iを押して設定ウィンドウを開き、「システム」に移動します。
ステップ2: 左パネルで「ディスプレイ」、右パネルで「拡大縮小とレイアウト」を選択します。
ステップ3: 「画面の向き」のドロップダウンメニューから、「横」「縦」「横（反対向き）」「縦（反対向き）」のいずれかを選択します。
ステップ4: 変更を保存するには「変更の維持」、変更を行いたくない場合は「元に戻す」またはEscキーを押します。
これで、Ctrl+Alt+下矢印が機能しない問題は解決されました。
方法2.別のショートカットキーで画面を回転させる
一部のユーザーから、Ctrl+Alt+上矢印が機能しなくなっても、他のホットキーを使用できるとの報告がありました。このホットキーはグラフィックカードドライバーの機能ですが、新しいバージョンでは非対応です。利用可能であれば、Ctrl+Alt+F12を押し、「オプションとサポート」を開いて「ホットキーの管理」を選択します。その後、方法1の手順で画面の向きを変更します。
方法3.画面回転のロックを解除する
Windows 10で画面回転のキーボードショートカットが機能しない場合は、画面回転のロックを無効にしてみて下さい。一部の対応デバイスのみで利用可能な機能です。該当する場合はこの方法をお試しいただけます。
ステップ1: 「設定」を再度開き、「拡大縮小とレイアウト」に移動します。
ステップ2: 「回転ロック」の隣にあるスイッチをオフにします。
方法4.グラフィックオプションから画面を回転させる
一部のグラフィックカードには、画面回転のオプションがあります。上記の方法でもCtrl+Alt+矢印キーが動作しない場合は、グラフィックカードのオプションから画面回転を行います。デスクトップの何もない所を右クリックして「グラフィックオプション」→「回転」を選択し、お望みの方向に画面を回転させます。