シンプルな構成のベーシックディスクに対し、ダイナミックディスクはパーティションの制限を受けず、複数のドライブを跨いだスパンボリュームや、RAID 0のストライプボリューム、RAID 1のミラーボリュームなどが構築できます。MiniTool Partition Wizardはダイナミックディスクのボリュームを作成することができます。
ボリュームの作成について
MiniTool Partition Wizardの「ボリュームの作成」によって、使用者はシンプルボリューム、スパンボリューム、ストライプボリューム(RAID 0) 、ミラーボリューム(RAID 1)、RAID5を含んだダイナミックディスクボリュームが作れます。ボリュームによって、必要となる前提条件が違います。
シンプルボリューム:シングルなダイナミックディスク領域から構成されています。
スパンボリューム:スパンボリュームは、複数の物理ディスクのディスク領域で構成されているダイナミックボリュームです。
ストライプボリューム(RAID0):ストライプボリューム (RAID 0) は、2~32 台のハードディスクに存在する空き領域を1つの論理ボリュームとしてまとめたものです。Windowsにサポートされる全てのボリュームのうち、パフォーマンスが最高ですが、ストライプボリュームには耐障害性がありません。
ミラーボリューム(RAID 1):2台のディスクに対して、同時に同じデータを書き込むボリュームです。ミラー化するためには、より多くのディスク容量が必要です。少なくとも、ミラー化するデータ量の2 倍のディスク容量が必要になります。ですから、ディスク容量の利用効率は50%以下になってしまいます。
RAID5:3台のハードディスク(例えば、IDE、SCSI 、混合構造のハードディスクは可能)は必要です。RAID 5では、ディスクの故障時に記録データを修復するために「パリティ」と呼ばれる冗長コードを、全ディスクに分散して保存するのが特徴です。RAID-5ボリュームに関連するすべてのディスクはダイナミックディスクでなければなりません。それに、オペレーティングシステムブートファイルとシステムファイルはほかのボリュームに保存されなければなりません。
ボリュームの作成方法
1.ボリュームを作ろうとする使用者は下記のボリュームの作成についてのMiniTool Partition Wizardのチュートリアルをご覧ください。
ダイナミックディスクの空き領域を選択して左のパネルから「ボリュームの作成」をクリックします。あるいは右クリックメニューから「ボリュームの作成」を選択します。
2.作りたいボリュームの種類を選択してください。力強いパーティションマネージャーは、実際の状況に応じて、サポートされているすべてのタイプを一覧表示できます。ここで、シンプルボリュームだけが作れます。シンプルを選択し、「次へ」をクリックして下の画面に入ります。
3.ボリュームの作成の場所となるターゲットディスクを選択して、右のボックスに加えるように「追加」オプションを選択して、「次へ」をクリックして続行します。
4.ボリュームのためにボリュームラベル、ファイルシステム、ドライブ文字、クラスタサイズ、ボリュームサイズ/位置といったパラメーターを設置し、「完了」をクリックして、メイン画面に戻ります。
5.選択したダイナミックディスクに新しいボリュームが出ます。左上のコーナーの「適用」をクリックして、操作を適用します。